無形文化財
鶏舞
青森県指定無形民俗文化財:昭和34年10月6日指定 創設:安政時代
武蔵坊弁慶が奥州衣川の戦いで戦死したときの霊を弔うために舞ったものといわれています。昭和16年5月明治神宮、同32年10月靖国神社、上野音楽学校、同39年9月福島県、平成3年国立劇場など奉納芸能大会に参加しています。
平内えんぶり
国重要無形民俗文化財:昭和54年2月3日指定 創設:文政元年
八戸地方に古くから残る代表的な「ながえんぶり」で、動作が悠長で節の調子がなだらかなのが特徴です。創始者といわれる百目木安太郎が伝えた笛の「七拍子」が現在も継承されています。平成3年鶏舞とともに国立劇場民俗芸能公演で上演しています。
田代えんぶり
国重要無形民俗文化財:昭和54年2月3日指定 創設:明治中頃
苗とり(えんぶりの踊り)として古くからありましたが、現在のえんぶりになったのは明治の中頃、土橋寅松氏らが、南部町(旧福地村)の杉沢えんぶりの指導をうけて始められたといわれます。「どうさいえんぶり」です。
鳥屋部えんぶり
国重要無形民俗文化財:昭和54年2月3日指定 創設:明治中頃
藩政時代から苗取りとして継承されてきましたが、明治の中頃八戸市松舘字細越のえんぶり組を師匠とし、「どうさいえんぶり」が習得されました。一時、休止していましたが昭和51年、地域の若者たちが一致団結し、復活させ現在も継承されています。
南部駒踊
青森県指定無形民俗文化財:昭和34年10月6日指定 創設:明治中頃
南部藩の牧場に放牧している野馬を捕らえる野馬追いから始められたものといわれ、数頭の馬と笛、太鼓、鈴の拍子にあわせて、勇んで踊る姿は勇壮華麗です。
道仏神楽
階上町指定無形民俗文化財:平成20年3月21日指定
道仏の神楽は白龍大権現といって、およそ300年前から山伏であった赤松家に代々継承されてきたもので、この神楽は「中山」の系統に属し、リズムは5拍子です。神楽の舞は12種類の舞曲からなり、山の神、荒神など特徴のある面をつけて舞う姿は魅力的で変化に富んでおり、優雅、神聖の中にもしゃれがあり、古くから民衆の心をとらえ、娯楽と信仰のよりどころとなっています。