ハチと偶然出くわしても、いきなり刺されることはまずありません。しかし誤って巣に近づいて刺激すると、巣を守るために攻撃してきます。ハチから身を守るためにもハチの特性を知り、適正な対応をとりましょう。

スズメバチの対処方法について

  • スズメバチの巣を見かけたら、むやみに近づかないようにしましょう。棒でつついたり、遠くから石を投げたりするだけでもハチが敵とみなして襲ってくるため、大変危険です。絶対にやめましょう。
  • スズメバチは、視力が低く、黒や青といった濃い色に対して攻撃性を強めます。また、においにも敏感なため、帽子をかぶる、白っぽい服装を選ぶ、香水やヘアスプレーなどにおいが強いものを避けるなどの対策を取りましょう。
  • スズメバチの巣に近づいた場合、ハチが「カチカチ」と顎を鳴らしながらまとわりついてきます。これは、「これ以上巣に近づくな」という警告になりますので、ハチに刺激を与えないようにゆっくりとその場を離れましょう。
  • スズメバチは、左右の動きや急な動きに敏感です。離れる際は、ゆっくりと後ろに離れましょう。また、手で追い払ったり、タオルなどを振り回す行為は、ハチを刺激しますので大変危険です。

階上町でよく見られるハチ

 スズメバチ

 7~9月頃にかけて働きバチが増加し、巣はどんどん大きくなっていきます。巣は1年で使い捨てられ、同じ巣を翌年に使うことはありません。町ではキイロスズメバチがよくみられますが、攻撃性はかなり強く、巣を刺激した場合は集団で攻撃され死に至ることがあるため、むやみに刺激するのはやめましょう。

   

 
 アシナガバチ

 スズメバチと同じく、7月から9月頃にかけてよく見られます。普段は益虫として毛虫などを食べてくれます。人に対する攻撃性はほとんどありませんが、巣を守る習性があるため巣を刺激したりすると攻撃されます。攻撃性、毒性ともにスズメバチより弱いですが、十分に注意が必要です。

    

 
 ミツバチ

 スズメバチなどに比べるととてもおとなしく、ハチ本体を刺激しない限り攻撃されることはほとんどありません。夏場にかけて群れが庭木の枝などに大量に集まることがありますが、攻撃性はほとんどなく、1日から2日すれば飛び去ります。おとなしいハチですが、むやみに刺激することのないよう気を付けてください。

   

 

駆除について

 原則として、駆除は巣のある土地、建物等の所有者の方に対応していただくこととなります。町では私有地にある巣の駆除は行っておりません。

個人で駆除する場合

 町民生活課ではスズメバチ用の防護服を貸し出ししております。希望される方は電話連絡の上、町民生活課にて受け付けしてください。

個人で駆除が困難な場合

 民間の業者に相談することをお勧めしております。